全身がなにか柔らかいもので包まれた様な感覚を憶え目を覚ます。
「・・・あれ?」
目を開けるとそこに広がるのは見慣れない天井だった。体を起こし状況を少しずつ思い出す。
そうだローザちゃんを助けた後意識を失ったんだっけ。
「でも、ここはどこ?」
とても上品な赤で統一された家具はどれも高級そうなものばかりだ。私がいる大きなベットが真ん中に置いてあっても部屋には十分な余裕がある。
とても心地の良い肌触りを感じ体を見下ろすと、街で購入し着ていた服ではなく淡いピンクのサテンのワンピースを着ていた。
「どういうこと?」
頭にはてなマークを浮かべながら辺りを見渡しているとガチャっという音とともに入口のドアが開き、黒と白のメイド服をきた女性がは入ってきた。


