「早稀、、俺は早稀を愛してる。」

「、、ばか、、私だって、、愛してる、。」

「愛してるから、、だから、、ちゃんと前向いて進めよ。」

「ちゃんと新しい人見つけて幸せになれよ。」

「だから、、」

「、、、分かった、。」

「分かった!前向いて進むからさ!見守っててよ!」

「「さようなら」」

私は涙をぐっと堪えた。だって泣いたら先

輩が、、カナトが、天国いけないから、だ

から、、泣かないように泣かないように、

思いっきりはにかんだ。





夜は明け、、いつの間にか朝日が登ろうとしていた。




もう、先輩はいない、もう先輩の声を聞く

ことは出来ない、側にはもういない、、

今になって涙がたくさん溢れてきた。

今でも心の中で、、頭の中で、、耳の中

で、、響いてる。先輩の声、先輩の笑顔、

思い出したくないのに思い出す。

それも今日で最後。。前に進むって約束し

たから、、




もうすぐ、夏が終わる。。