人って、無理してみんなと合わせなくてもいいんだなって最近つくづく思う。お昼休み、何も言わずに夏帆たちのグループをでて、図書館にいるユリのところへ行くことが多くなった。なのにわたしが想像してた『怖いこと』、は何もおこらなかった。
夏帆たちは何も言ってこなかった。だからわたしも何も言わなかった。
きっとみんな勝手に妄想を膨らませて、すべてのことにおいて怖さを倍増させてるだけなんだと思う。
竜馬だってそう。実際はすごくいいやつなのに、みんなもったいない。知って欲しくはないけれど、やっぱりそういうことなんだと思う。
行動力って大事。
竜馬がいたから、わたしこんなにも成長できた。
ユリはたまに友達を連れてきていることがある。そういう時は、三人で話し込んだりする。
そんな時間が楽しかった。
ユリといると、いろんなことを知れた。
ユリが見ている世界がもっと見たくなった。
「あたしね、昔バイク乗ってた時期あって、」
「ば、ばいく!?」
「あーうん。でもあんたは乗んないほうがいいよ。確実に落ちるから。」
「あ、おっけ…。」
「んでね、車来て、ぶつかりそうになったから飛び越えた。」
「え、えぇー!」
ユリといると面白い。
初めて、女友達で楽しいと思える人に出会えた。
「んでも、最近は暴走族抜けて、」
「えっ、待って?ぼ、ぼうそう?」
「そ。それ抜けて、国立大学目指してる。」
「ぇえええ!!」
やっぱり人は見かけによらないと思う。
ユリは今国立大学のために毎日図書館に来て勉強をしている。
その合間に二人で談笑したりして、その何気ない時間が永遠と続け場いいのにって思った。


