翼を広げて


竜馬は気づかせてくれた。


わたしが生きないといけない理由。


竜馬が待ってるってこと。



誰もいない世の中じゃない。



大勢わたしを待っている人がいるわけじゃないけれど、大好きな人が悲しんでくれるって、こんなにも幸せなんだね。



あれから竜馬は一度もわたしに話しかけてこなくなった。


もう二週間は経っている。



わたし、変わろうって思う。



竜馬が待っててくれているって知ってるから、変わろうって決めたんだ。



たった一人だけど、それでも、こんなにも心強い。



竜馬、全部竜馬のおかげだよ。



朝登校してくる竜馬が赤いマフラーを付けているだけで、こんなにも頬が緩んで仕方がない。



わたしにとっての本気の初恋、大事にします。