翼を広げて


あ、当たり前だよね!

あんなにかっこいいんだし、運動神経も良いって聞くし。

何がっかりしてるんだろ、わたし。別に竜馬はわたしのものでもなんでもないのに。勝手に優越感浸ってた…?


「まあ、あのルックスだから彼女の一人や二人いるんじゃないかなあ。」

「わかる!年上のお姉さんとかっぽくね?」

「ギャハハハ!言えてる〜!」


下品な声をあげて笑うみんなを見て、なぜだか鳥肌が立つ。

どうして、わたし、ここにいるんだろ。


竜馬に頼ってる自分がいるのかな…

また、話しかけてくれるって。前みたいに、励ましてくれるって。

だから、頑張れてる…?


もう、わかんないよ。

なんだろ、この気持ち。この感情。

初めてだよ。


竜馬なら、知ってるの…?