お嬢様と三沢くん!



「はあ、はあっ、きつっ!」


「頂上まだかよっ!」


登り始めて約1時間半。


だんだんへばる人が出てきたわね。


私も結構息が上がってきてるわ。


「レイラちゃん、大丈夫?」


「っええ、大丈夫よ。」


雄大は流石ね、まだ全然大丈夫そう。


「きゃっ!」


悲鳴が聞こえて後ろを向くと、麻里奈が足首を抑えて座り込んでいた。


「麻里奈、大丈夫?!」


凛が慌てて駆けよってく。


「う、うん、大丈夫…っいたっ!!」


立ち上がろうとすると、またよろけてしまった。


「おい、大丈夫じゃねーだろ。」


でもそれをアキが支える。



「ア、アキくん…。」


「俺こいつ手当てしてから行くから、先行ってて。」


麻里奈を支えながら私たちにそう言うアキ。


麻里奈、大丈夫かしら?


「アキ、本当に一人で大丈夫か?先生か誰か呼んできた方がいいんじゃ、」


「いや、先生呼んできたら時間かかるし、それにお前らも送らせちまうから俺一人で大丈夫。」


早速麻里奈を手当てしながらそう言うアキ。


「ごめんね、アキくん…。」


アキのことをじっと見つめる麻里奈。