着替えを済ませ、廊下を歩いていると
声をかけてきたのは颯也
「おい、チビ!お前杏奈に手加減抜きでやったろ?」
チビとか…むかつくやつ
「杏奈に手加減なんてする訳ないでしょ、てかチビって呼ぶのいい加減やめてよね」
「あ、うちは手加減なんてされたくないから大丈夫だよっ」
「ならいいけど」
なによ、わざわざ嫌味と共に杏奈にいい所見せよって?
手も繋げぬやつが生意気な〜!
「まぁ別に、俺はいいけどよ、ふたりが仲いいのも知ってるし」
…は?何急にしおらしくなっちゃって
何のつもり?
何か…あったのかな。
まぁいっか、何かあれば言ってくるでしょう
なんて、私はあまり気にせず軽く流してしまっていたんた…
