「まぁ、いずが素敵って思うんなら
いいんだけどさ。」


「うん!素敵だよっ?」


「い~ずぅ~!!」


うわわわわっ
りっちゃんが抱きついてきた。


「どどどどうしたの?!?!」


「いずが、いずが恋する乙女にぃ~!!」


恋する乙女~~?!?!


「私、恋してないよっ?!」


「またまたー、あのモテ王子が
好きなくせにぃ~!
私のいずが~~!!!」


なんで好きになるの?!
色が視えただけなのに?!
しかも、私はりっちゃんの物なのか?!