無彩色ヒーロー

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キュッ キュキュッ ダンダン シュッ ガタンッ


「ナイス!弘!」


「おうよ!!」


「弥生!」


「どうしたんですか?先生。」


「落ち着いて聞いてくれ…………
たった今……お前の…………
お母さんが………………亡くなった…。」


「は?…え?……母……さんが……」


「残念だが……そういうことだ……
少し、学校も休め。辛いだろう。」


俺は、すぐに言葉を飲み込むことが
出来なかった。



たった……たった一人の肉親が……
俺のいない間に…………死んだんだ……。


その事を理解するのに、
何日…いや、何年掛かっただろう。


あの後、絶望と後悔にみまわれた。
俺はなにも手につかなくなった。


学校も大好きだったバスケも。


また、部活を……バスケをしたら
天罰が下るだろう。


俺が………………殺したんだ…。


それが俺の……一番の心の闇だ。


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