遅刻してしまったけどなんとか学校についた私たちは、クラスの確認
「隼人〜何組?」
「知らん。見るのめんどくせー」
「あのですねー」
もーいいや。こういう時に隼人になにを言っても聞いてくれないのは、もうわかっている
諦めて1人で探そう
どうしてだろう2人とも名前がない!
「隼人!うちらの名前ないよ」
「んなわけねーだろ?」
「ほんとだってー」
「はぁ?あんじゃねーか」
「あっほんとだ」
目の前にあったのにぜんぜん気づかなかった
「由奈」
「んー?」
「ほんとに頭大丈夫か?」
本当に心配されてる
なんか複雑だわー
「ドンマイ!俺も一緒で3組だよ由奈のうえ見てみ」
ちゃんと高橋隼人と書いてあった
私たちは、1回もクラスがはなれたことがない
苗字が一緒だから必然的にいつもわたしの前になる
「さいあくー!なんで苗字一緒なの?」
テストは、まわってこないし
隼人が前にいると、とにかく大変だ
何よりクラスのみんながからかってくる
「まだ結婚しちゃだめなんだぜ?」とかいってくるのだ
「まー遅刻して1人で教室に入ることにならなくてよかったな」
「そうだね。はやくいこっか」