犬神くんは珍しく顔を赤くしている

その顔を見た瞬間、自分の言った言葉の重大性に気づいた

「ち、違うの‼︎私じゃなくて...」

訂正をしようとした瞬間

カランカラン

お店のドアを開く音と共に、私の名前が呼ばれるのを聞いた

「美優‼︎」