「美優!」

「あ、由奈‼︎」

一時間目の終わり、由奈が話しかけて来た

「美優、朝、東高の王子と仲よさそうに話してたでしょ‼︎」

由奈は物凄い形相で、聞いて来た

「う、うん。犬神くんでしょ?」

由奈は私の言葉を聞いて、目をキラキラさせてきた

「なんで⁉︎何がどうなったら、王子と仲良くなれるの⁉︎しかも、なんで名前呼び⁉︎」

由奈の質問攻めに思わず後退る

「え、えっと...?」

私が言おうとすると、更に近づいてくる