「ど、お、し、て、こうなるのよ‼︎」

私が不機嫌そうな声を上げると、

頭上からこれまた不機嫌な声が聞こえて来た

「仕方ねーじゃん。送れって言われちまったんだから」

その言葉に苛立ちが込み上げる

「歩いて直ぐだから、走って行けば大丈夫って言ったのに…」

そう呟くと、犬神くんは溜息をつき

「お前、馬鹿なの?」

と言って来た