僕は、
左手を右手で押さえた。
「ねぇ、今日いってみたら?」
僕は今日も、
病院に来ている。
「へ?」
なんと、まぬけなへんじ。
母は、クスクスと笑った。
「だって、
会いたいんでしょ?
その千夜って子に」
「え、なんで・・・」
僕のかおが、
急に暑くなるのがわかった。
母は、またクスクスと笑う。