大好きな君へ

桜side
キーンコーンカーンコーン
終わりのチャイムがなった
さぁ帰ろっと……
「さーくーらー」
……忘れてたぜ(笑)
「行こっか!」
「うん」
あたし達は人気のカフェに入った
「ねぇーねぇーどんな人がくるの?」
少し気になった。葵が会う人なんてどんな人なんだろう
「えっとね……陸斗って言う人なんだけどファン友で今度ライブがあってそれの打ち合わせするんだって」
「だったらLINEでよくない?」
別に会って打ち合わせしなくてよくない?っと思ってしまった。
「チケットの受け渡しがしたかったんだって!」
あーね、さすが葵
好きなアーティストのライブには絶対行く葵の行動力が凄い……
カランカラン
ドアの開く音がした
「あの人だよ!」
え……めっちゃカッコイイんですけど
黒髪とメガネのコンビはやばい
私のタイプなんですけど……
「こっちです!!」
そして男の人はこっちに来た
「はじめまして……龍崎陸斗って言います。葵さんですか?」
なに、この人声まで素敵なんですけど……
龍崎さんが席につき自己紹介をし始めた