もう、俺はその顔が頭から離れなくなっていた。

いつも完璧で笑っているところしか見せず、嫌なこと事をされても屈せずに立ち向かっていく彼女が見せたあの顔。

綺麗で儚くて触ると壊れてしまいそうになるぐらい繊細で……。



そこから、俺は悩んだが自分の気持ちを押し殺すことにした。