電球を変えながらおばあさんとたくさん話をした。


おばあさんは両親がいない青山を不憫に思っている、と話していた。

「華ちゃんにはたくさん我慢させてしまって申し訳ない」

「寝る前はいつも華ちゃんに愛してる、って言うの」

おばあさんは青山のことばかり話した。



「先生、ありがとうございます。

助かったわ、良かったらお昼ご飯食べてってちょうだい」


電球を変えただけなのにおばあさんは俺に料理を出してくれた。


何度かは断ったが、まあいいからいいから、と言って聞かないのでお言葉に甘えて頂くことにした。