桜御三家のエスパー地味子改造計画

仕方なく、無駄な抵抗はやめおとなしくついていった。


着れてこられたのは屋上。

ここ、鍵かかってるとこだよね?

生徒使えないんじゃなかった?

ガチャリ。

ドアノブを回せば普通に空いた屋上の扉。

扉の隙間から入ってくる光に目を細めながらも、未だに解放されない私の左手首をちらっと見る。

私をどうするつもりだ。

私を屋上に入れると、鍵を閉めた。

すると私の手首は解放された。

そして、結城紘のキャラも解放された。

「ごめんっ、魔女ちゃん。手首痛かったよね?
ホントごめん。あとで冷やしに行く?いや、今?いや、」

「ほら、落ち着いてよ紘。」

「リリちゃん困らせちゃダメー。」

どこからともなく聞こえてくる2人の男の声。

すると貯水タンクの陰から出てくる男が二人。

嫌な予感しかしない。




私の嫌な予感はよく当たる。


そう、出てきたのは桜御三家の残りの二人、3年の藤崎晴翔(フジサキ ハルト)と1年の朝比奈遼(アサヒナ リョウ)だった。

桜御三家とは各学年から1人ずつ選ばれたイケメンの王子様。