花言葉にキミへの想いをのせて

ダッダッダッダッ

私は花蘭(カラン)高校2年生なので教室は2階にある。

はぁ、昨日の夢のせいで今朝は寝坊をしてしまった。



ガラガラッッッ

キーンコーンカーンコーン…



「ハァハァ、せーふ!!」


「おいおい、紗奈様が遅刻だぞー!」


「ばっ、ギリギリセーフだっつーーの!!」


なんだこいつ。ウザすぎる。

そう。そいつは市川 翔(しょう)一応、幼馴染。濃いブラウンの髪は少し目にかかってて目はクリクリ。世にいうイケメンという部類に入ると思う。

その甘ったるいルックスで女子からはモッテモテ。

なのに性格がね。


顔はいいって言うのに、もったいない。




これこそ、、"イケメンの無駄遣い"



「ほらー、高橋早く席に着きなさい。市川は静かに。」


私が怒られたじゃん!!!


翔め…

よし、決めた






今日のお昼は翔の奢りだな。