花言葉にキミへの想いをのせて


幼稚園に行く通り道に、いろんな種類のお花が置いてある花屋があった。

母は花が好きで、よく花言葉を教えてくれたっけ。


何年前だっけ。そんな昔の話、思い出したくもない。



「お母さん!お母さん!このお花キレイだね!」


「それはねー、シザンサスって言うお花
よ。花言葉はね━━━━━」




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「あんたのせいよ!全てあんたのせい。」

「あんたさえ産まれなければ和哉さんは…」



「お願いだから、今すぐ私の前から消えて!!!!!!」









バッ!!!!



またこの夢だ…


心無しか鼓動が早くなった体を落ち着けようと、深呼吸をする。少し汗ばんでいて気持ち悪い。


ベットから勢いよく起き上がったせいで、頭がクラクラする。


寝ようとしても、どうしても寝付ける状態にはなれない。




あんたさえ産まれなければ…か。