本当にギリギリで教室に入る 「麻友~! おはよ、遅かったじゃん! 寝坊?」 「結衣…おはよう… なんで分かるの?」 教室に入ってすぐに声をかけてきたのは 中学からの親友 結衣 だ 「麻友の事だからそろそろ寝坊するじゃないかな~って思ってたのよ」 クスクスと笑う彼女はショートカットが良く似合う美人さんだ サバサバとした性格で誰からも好かれる結衣 あたしは結衣が大好きだ 「何それ~めちゃくちゃ走ったんだからね!」 「はいはい、お疲れ様」 あっそうだ結衣に今朝のこと話さなきゃ