「ほら!まだ諦めんな!」


後ろから男の子の声が聞こえたかと思うと

そのまま腕を引っ張られ走らされた


「えっ!? ちょっと!誰!」


「今はそんな事いいから!ほらっ走れ!」


あたしよりも随分背が高くてサラサラとした黒髪がとても綺麗

顔はあたしの前を走っているから見えないけど…