『お疲れさま』

「ありがとう」

『やったね。塁。
 甲子園だよ。甲子園!』

「やっと
 約束、守れた。」

『まだ、夏は、終わらないね』



コテン、と塁の胸元に頭を預ける。


塁はそっと、後頭部を撫でてくれた。




「もう少し
 俺の夢、一緒に追いかけてください・・」


『・・ハイ』