⚾ 野球部の、彼女 ⚾ 【完】

相馬君が、よしよし、とわたしの
髪の毛をなで、エプロンの裾で
わたしの涙を拭く。


「しーちゃん、えらいえらい」


マスターと
相馬君の優しさが胸にしみて、
泣き止みたいのに
涙が言うことを聞いてくれない。


『わたしなんて全然えらくなんかっ』


「全部食べないと、早退させないよ」