塁に一瞬だけ背中を向けた。
その間に
わたしは大きく深呼吸をして
涙をひっこめた。
『どうしたの、そんなずぶ濡れで。
傘くらいないの?』
わざと。明るく。
わたしは塁の手を取った。
動かない塁を
無理矢理手を引いて
部屋の中へと引き入れた。
・・・このまま、帰せない。
その間に
わたしは大きく深呼吸をして
涙をひっこめた。
『どうしたの、そんなずぶ濡れで。
傘くらいないの?』
わざと。明るく。
わたしは塁の手を取った。
動かない塁を
無理矢理手を引いて
部屋の中へと引き入れた。
・・・このまま、帰せない。

