春が過ぎて、気づけば、夏。



わたしは変わらず大学とバイトの生活で
忙しく過ごし、

時々千沙と遊んで
時々ゼミの友人と食事に行った。

連休には実家に帰ったり
高校時代の友人と食べ放題に行ったり
ちょっと遠くまで旅行したりして過ごした。


でも
いつも塁を想っていた。

離れている時間が長ければ長くなるほど
想いは強くなるばかりだった。