『すごいっ
誰も入ってないから
足跡がひとつもないっ』
「すげーな」
塁が、ざっざっざっと雪の中を走っていく。
わたしも追いかけようと、
一歩踏み出した瞬間、転んだ。
みごとに。
漫画みたいに。
バタン、と顔からそのまま
雪に埋まった。
誰も入ってないから
足跡がひとつもないっ』
「すげーな」
塁が、ざっざっざっと雪の中を走っていく。
わたしも追いかけようと、
一歩踏み出した瞬間、転んだ。
みごとに。
漫画みたいに。
バタン、と顔からそのまま
雪に埋まった。

