携帯物語

ケイは、29歳だった。
福祉関係の仕事をしていて、短髪らしい。

あたしは、14歳。中学2年生。
不登校。

不登校と知って、責めることも、学校を勧めることも、哀れみることもなかった。

ケイは話を聞いてくれた。