だけどあたしたちの恋は、恋のままで終わらなかった。


いつしか、¨恋¨と呼ぶにはあまりに大きく、深く、なっていた。


¨愛¨って言葉が大袈裟だとは、あたしは思わない。むしろ、¨好き¨なんかじゃ軽々しくて不釣り合いなくらい。
¨大好き¨、でも物足りない。

¨愛してる¨なんて言うと、なんだかむず痒いけどさ。


その頃は、平気で言えたし、平気で受け止めた。


大真面目な顔して甘いセリフを囁きあって、永いキスに溺れた。


初めて体を重ねたのも、この頃だった。



あたしはハルキ無しじゃ何も出来なくて、ハルキもあたしが居なきゃダメだった。

お互いに夢中で、不思議なくらい何も見えなくて、ただ、二人が居ればよかった。


あたしは17、ハルキは21