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放課後、私は1人、
誰にも見つからないようにこっそりと、
屋上に続く階段を登っていた。
階段の果てにある、
薄暗い空間にある、
屋上に通じるドアの前に立ち、
少し深呼吸をする。
このドアの先に
『荒らし帝國』の人たちがいる。
私には彼らがどんな人か解らない。
クラスの誰かが関わってるのは確実だけど、
それさえもわからない。
もしかしたら、
これも罠かもしれないし、
危険な目に会うかもしれない。
それでも、美緒の事を教えてくれたのは彼らだから、
もしかしたら、
ホントに味方かもしれない。
一か八か・・・・・・
ガチャ
重い鉄製のドアを、
力一杯開く。
薄暗い世界に眩しい光がどっと入って来て
一瞬眩しさを感じ、
目を閉じる。
「お、来たか」
「おーい!蒲須坂ー!こっちだ!」
広い屋上の奥の隅、
3人の男子が集まって、
手を振っていた。
