遼「で、どうした?
なんか用があったんだろ?」
『あ、そうだった。
前カフェ行った時
帰りに、"鐳帝"だって言われたんだけど。
何か知ってる?』
遼「誰に言われたんだ…?」
『チャラそうな変な男。』
遼「…"鐳帝"ってのは、お前の通り名だ。
金色と翡翠色の瞳を持つ女。
お前だな。」
『通り名…それって、名前以外の
呼び名ってことだよね?』
遼「あぁ…まぁそうだな。
…で、何か思い出したのか?」
『それが…突然頭が割れるように痛くなって
でも、なんもわからなかった。」
遼「大丈夫か…⁈
今は忙しくてそっちに行けそうにない。
時間が空いたら行くから。」
『え、あ、ありがと。』
遼「おう。じゃあ、また。」
また、遼に迷惑かけちゃった。
味方だって言ってくれたけど、
必要以上に困らせたくない。
…はぁ…ごめん、忙しいのに。

