キミがいてくれて良かった。

こんなに笑う人っているんだ。

『俺の顔、なにかついてる?』

『え、』

『すごい、じーって見てくるから‥
自意識過剰だね』

『よく、笑う人なんだなって思って』

『ふははっ、笑うといいことがあるって』

『え‥?』

『ある人から教わったんだ』

『そうなんだ‥』

『あ、俺は如月陽太。パティシエ科。1年ね』

『わ、私は、鳴海雪。児童福祉科。私も1年』

『そうなんだ。子ども、好きなの?』

『うん』

その時、後ろから声が聞こえた。

「よーたー!もう行かねえと間に合わねーぞー」

「おう!」

『じゃあ‥』

私は体育館に移動しようとした。そうしたら‥

パシッと手を掴まれて‥

『一緒にいこ!』そう言って如月くんは笑った。

「お待たせ!」

「おっせーよ、よーた!」

「本当にもう、待ちくたびれたよ」

「今日はよーたがケーキ奢ってくれるって!」

「やったーー!」