私は産まれつき耳が聴こえない。

言葉も発せない。

だからなのか、私の周りは‥いつも‥

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「ほんと、雪ちゃんってうざいよね〜」

「言っても聞こえないっていいよね〜」

「それわかる〜」

「どうせ私たちが言ってるの聞こえないもんね〜」

「言いたい放題って感じ?」

きゃははは、と、私の目の前で私の方を向いて
笑う女子たち。

小学、中学、高校ではこういうことが
頻繁にあった。

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私は耳が聞こえないし、話すこともできない。

それでも子どもの役に立ちたい!そう思い、

児童福祉司を目指すことにした。

私が行けそうな学校が1つだけあり、そこに

入学することにした。