そう言った私に、



はっ、と息を吐く迅。それは溜め息ではなく、どちらかと言えば……安堵してる様で、









「それが聞けて良かった




後から後悔しても知らねぇぞ」





「しないよ、後悔なんか」




するわけ、ないでしょ?


確かに最初は流されまくって、一緒に居たけど…………


でも今は違う。自分の意思で選んだ







「それと、」



「ん?」



「いや、……なんでもない」







と、顔を逸らした迅が「守ってやる」


などと呟いた事など気付く筈もなく、







「おっしゃ、焼き肉行くか」



「え、俺肉より魚食べたぁい、お寿司!」



「ふふ、どっちか1つにしてよ?」







そんな、会話にピクリと反応した私たちは車の近くに立っている藍、羽音、時雨に駆け寄り、



会話へと加わった―――――――――……