あの後の事は、正直覚えておらず、
ただ、1つ。鮮明に覚えているのは、
泣き崩れる父の後ろ姿。
仕事も行かず、ご飯も食べず、睡眠も取らない父は朝、昼、晩。泣いていた
「…………………………パパ、」
震える声で、父を呼んでも……いつも振り向かない父がこの日は反応し、
俺を見た。
「………………なんで、お前が生きてるんだ……なんで、お前なんか守ってアイツが死ななきゃならなかった……
――――――――――――……お前が死ねば良かったのに」
あの日、そう言った父の言葉が……
家族として、最後の言葉だった――――――――――――――……


