家に帰れば、母親の姿がなく、
いつも開けっぱなしのドアには鍵がしてあった。今、思えば何処かに出掛けて居ないのだろうと分かるが、
当時の俺は母親が居ない=探さなきゃ
と言う考えに至った。
自分で言うのも何だが…ママっ子で、
小学4年で、未だ親離れすら出来ず、
友達と遊ぶより母と居る時間の方が楽しくて………………、
今日もまた、友達の誘いを断り早めに帰って来たのだが、
いつも、何かしら料理の香りを漂わせ庭にまで香ってくる良い匂いも、
電気を付け、明るい筈の家も、
全て異なる、その状況にゾッとした
嫌な予感だけが脳内を駆け巡り、最後に行き着くのは嫌な答えばかり…………、
「さ、……がさなきゃ」
――――――――――……探さなきゃ
――――――――――……ママを、
――――――――――……探さなきゃ!
何かに巻き込まれたのかもしれない、
何処かで迷子になってるかもしれない、
そんな、嫌な考えがグルグル回る。
いつもだったら、この時間に居ない。なんて事はなかった。
いつも「お帰りっ!」って言ってくれるんだ
―――――――――……ママを探さなきゃっ!
背負っていたランドセルを放り投げ、俺は慌てて庭を飛び出した。
いつも開けっぱなしのドアには鍵がしてあった。今、思えば何処かに出掛けて居ないのだろうと分かるが、
当時の俺は母親が居ない=探さなきゃ
と言う考えに至った。
自分で言うのも何だが…ママっ子で、
小学4年で、未だ親離れすら出来ず、
友達と遊ぶより母と居る時間の方が楽しくて………………、
今日もまた、友達の誘いを断り早めに帰って来たのだが、
いつも、何かしら料理の香りを漂わせ庭にまで香ってくる良い匂いも、
電気を付け、明るい筈の家も、
全て異なる、その状況にゾッとした
嫌な予感だけが脳内を駆け巡り、最後に行き着くのは嫌な答えばかり…………、
「さ、……がさなきゃ」
――――――――――……探さなきゃ
――――――――――……ママを、
――――――――――……探さなきゃ!
何かに巻き込まれたのかもしれない、
何処かで迷子になってるかもしれない、
そんな、嫌な考えがグルグル回る。
いつもだったら、この時間に居ない。なんて事はなかった。
いつも「お帰りっ!」って言ってくれるんだ
―――――――――……ママを探さなきゃっ!
背負っていたランドセルを放り投げ、俺は慌てて庭を飛び出した。


