ノラと呼ばれた男【壱】

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【翠原 藍side】







「藍は……藍が一番‘’自分‘’を許せてないんだね






でもね、……もう、いいよ。


もう、ずっと頑張って来たんでしょ」









そう、姫に言われ気付けば涙腺が崩壊していた。



辛い、なんて言えなかった

俺自身が俺を許したら駄目だと思ってた―――――――――――…









ずっと昔……そう、それはまだ……



俺と覇王が出会う前の、もっと前の話し――――――――――――――……