「あぁ、失礼
挨拶程度に‘’このくらい‘’は許してくださいね
一応、我々も報酬貰ってるので手ぶらで帰るわけにも行きませんし、」
と、顔色1つ変えずに藍を見下ろし、
口角を上げて笑む。
「報酬があれば、誰の味方にもなりますし敵にもなります」
そう言って一歩、藍に近付こうとしたから
咄嗟に藍を庇うようにして抱き締め、男を睨む
その時、藍が「逃げて」と言った言葉を無視して、
ぎゅっと、藍の身体を引き寄せた
「…………そんなに警戒しないで、
今日はただの挨拶です。……また会いましょうね」
にっこりと、親友に向けるような笑みを男は私に見せ、
その後、
「さ、引き上げますよ」
何事も無かったかの様に、その場を去って行った――――――――――――……


