そう言う私を藍が、優しく……でも寂しげに見た事など気付く事なく、
「遅くなっちゃったね!帰ろっかぁ」
藍の普段な声音と笑顔で、それらは消され
「うん!」
「家まで送るよ、どこら辺?」
何気無い会話が心地よくて、
だから……少しだけ願ってしまった。
「○○書店の近くなんだけど、」
「オッケー、んじゃ安全運転で帰りましょーかね姫♪」
この時間が……もうちょっとだけ、
続けばいいのに、と。
でも、それは所詮、ただの願いで。
暗く、深い‘’何か‘’が近付いていたことに私たちは………………、
気付く事なく、
数分後、それらに巻き込まれる事となった―――――――――――…


