ノラと呼ばれた男【壱】

「まぁ、勘だけど…


姫には対応が違う気がしたから」




「そう?」




「うん、って言っても…あの先生自体謎だけどね」








と、呟いた藍は歩いていた足を止め、


上履きから靴に履き替える。勿論私もローファーに履き替えて(笑)






ついでに言うとね、履き慣れればマメなんて出来ないことを最近知ったよ←



「あ、……っと、姫バイク乗れる?」



そう言われて、視線を移せば学生が乗る原チャリ……ではなく、普通のバイク








てゆーか……これ、規則違反じゃ……



「一応…少しは」







昔はよく、かっ飛ばしてバイク乗り回してサツと追っかけっこしてたよ⭐゛



なんて言える訳もなく、



前に座る藍の後ろに跨がり、腰に手を回す。その一連の動作が違和感なさすぎて、逆に違和感を感じたのか、


藍が顔だけ振り返る


「もしかして結構、乗ってた?」




「あー……うん、知り合いのにね」




「そっか、なら大丈夫だね



一応安全運転で行くから、手放したらダメだよ」