ぼぅ、とする私の頭を迅がくしゃりと撫でて、
「置いてくぞ」
先を歩き出す迅の後ろ姿を見て、我へと返る。今、見てる光景、今、側に居てくれる人は……前と違うけど、
同じくらい温かくて、安心できる
「あっ、ずるいっ、待って!
……………………って、此処は、」
と、慌てて駆け出す私の足を止めたのは意外にもすぐで。前を歩く迅を見た瞬間、脚が止まった。
いや、正確に言うと迅の目指す場所を見て、脚が動かなくなった
外観から見て、二階建ての木造作りの建物。そして、それらを取り巻くように停められているバイクたち。
どこからどう見ても、これは…………、
「俺らの溜まり場」
ですよね。所謂「倉庫」ですよね
……………………って、ちょっと待て
いやいやいやいやいや、え、何、私入るの!?………………え?まじで?
だって此処って、皆にとって大切な場所でしょ?私が入っていいの?
と、一人、葛藤してる中。
不意に迅の携帯が鳴り響く
「ん。どうした」
と、低く出た声は決して不機嫌とかではなく。いつも通り。寧ろ、口角が心なしか上がってさえ見える
「いや、もう着いた」
と、呟き、迅が私に携帯を渡すから耳に当てると、
〈おそーいっ!!早くおいでよ姫♪〉
と。明るい藍の声と共に「待たせる気か、バカ女」と失礼極まりない事を言う単細胞
なんか、最近、やたら「ばか」って言われるけど時雨にだけは言われたくないね←
って。話し脱線したじゃん時雨のバカ
思わず、そのまま電話をブチって迅に携帯を返せば、
「だとさ、皆待ってる」
目元を緩めて微笑む迅と目があった
「置いてくぞ」
先を歩き出す迅の後ろ姿を見て、我へと返る。今、見てる光景、今、側に居てくれる人は……前と違うけど、
同じくらい温かくて、安心できる
「あっ、ずるいっ、待って!
……………………って、此処は、」
と、慌てて駆け出す私の足を止めたのは意外にもすぐで。前を歩く迅を見た瞬間、脚が止まった。
いや、正確に言うと迅の目指す場所を見て、脚が動かなくなった
外観から見て、二階建ての木造作りの建物。そして、それらを取り巻くように停められているバイクたち。
どこからどう見ても、これは…………、
「俺らの溜まり場」
ですよね。所謂「倉庫」ですよね
……………………って、ちょっと待て
いやいやいやいやいや、え、何、私入るの!?………………え?まじで?
だって此処って、皆にとって大切な場所でしょ?私が入っていいの?
と、一人、葛藤してる中。
不意に迅の携帯が鳴り響く
「ん。どうした」
と、低く出た声は決して不機嫌とかではなく。いつも通り。寧ろ、口角が心なしか上がってさえ見える
「いや、もう着いた」
と、呟き、迅が私に携帯を渡すから耳に当てると、
〈おそーいっ!!早くおいでよ姫♪〉
と。明るい藍の声と共に「待たせる気か、バカ女」と失礼極まりない事を言う単細胞
なんか、最近、やたら「ばか」って言われるけど時雨にだけは言われたくないね←
って。話し脱線したじゃん時雨のバカ
思わず、そのまま電話をブチって迅に携帯を返せば、
「だとさ、皆待ってる」
目元を緩めて微笑む迅と目があった


