ノラと呼ばれた男【壱】

と、悪戯っこの様に笑む藍

意味が分からず、頭に「?」を浮かべた






その後、皆は何処に行く。とも言わず、


「後のお楽しみ、な」


とだけ、時雨に言われて。聞くことを諦めた。だって聞いても、皆、言う気ないし

だから、行けば分かるか。←的な考えに行き着き。




軽く縦に首を振る。


「んじゃ、決まりだね」



「楽しみー♪」



「つーか、爆睡してる迅はどーすんだ?」






ふと、視線を集めたのは私の横で寝てる迅で………………、

嗚呼、どう見てもこれ起きる気配ない




寝不足かな?って……いつも眠そうだわ



「んー……じゃあさ、二人でおいでよ」



「?」



「嗚呼、それいいな」









と、納得する藍と時雨に「え?」と言い掛けた私へ羽音が、


「迅に‘’いつもの場所で待ってる‘’と伝えてもらっていい?多分それで通じるから」



「ん。分かった」


こくり。と頷く私を他所に、





「んじゃ、俺ら先に行っとくか」



「え?今から行くの?まだ食べてないんだけどっ」



と、慌て出す藍の手にはカツサンドが握られていて、それを無理矢理、口に押し込む時雨は鬼だと思う←

なんか、もごもごしながら藍が何か言ってるけど……ごめん日本語喋って(笑)






「ほらほら、置いて行くよ」



「あ、おい待てよっ、羽音」




「んんんー(置いてかないでー)!!!」







そんなこんなで、慌ただしくもバタバタと中庭を出ていく3人。

賑やかだなぁ、なんて思いながら知らず知らずの内に口角が上がった――――――――――――――――…