ノラと呼ばれた男【壱】

長いから、「ツキちゃん」な。


そう台詞を落とした後、何を考えたか伊月の肩を抱く。その際「お前最高だよ」と口が動いたのを俺だけは見逃さなかった







「俺、ツキちゃんとなら気が合うわぁ




入れてよ傘下とやらに、暴れて暴れて暴れ尽くしてぇなぁ」




「歓迎するよ、リュウ」









そっと、伊月が龍生の肩に手を回す事で




‘’全て‘’が始まった。


悪夢と言う名の、現実はどこまでも暗く

淀んだ泥沼のような場所へと落ちていく









それは、どこまでも深く、静かな闇へと