ノラと呼ばれた男【壱】

ですよねー、聞いた私も私だ←








「しかも覇王の女に、アイツらが手を出した」


「だから、私に……話したの?」










‘’誠意を見せる‘’って、そう言う事かと内心呟くが……何かが引っ掛かる

‘’誠意を見せる‘’が話す事?




そりゃ、確かに内情を話す事って躊躇うけど……何か違う気がする

その「何」とは詳しく言えないけど、

まだ何かある、そう直感的に悟った






じゃなかったら、こんな人気のない場所には連れて来ない。



「まだ何か企んでるでしょ」


その問いに、クスリと笑う。

どっちが笑ったかは分からないが、多分、二人とも笑った気がした