なんていう予想は的中し、



後ろから鼾と寝言と、時たま歯軋りが聞こえてきて…うるせぇ、(自主規制)

失礼しました、賑やかです←




一時間目だけ寝るんじゃなかったの?


もう、二時間目終わりましたけど(笑)

しかもさ?全員全滅ってどうよ←




それならまだしも、私の真後ろの誰かさんは私の制服掴んだもんが放しませんけども、トイレ行きたいっ





「あ、……あの……姫川さん、今日出す課題集めてるんだけど、」


と、小声で話しかけてきたのは黒寄りの茶色に髪を染めた、

えっと……田中くん、だったかな?




確かクラス委員の子で、

クラスの中では、どちらかと言えば落ち着いたグループにいる……とこをよく見掛ける





「あ、うん……出してくれるの?」


「うん、これもクラス委員の仕事だからね」






そう言いながら、はにかみ、押し付けられたらしい他のノートたちの上に私のノートを乗せ、


ふと、田中くんの視線が彼等に向いた





「すごいね、姫川さんは」


「え?……なにが?」




問えば、白い頬を赤く染め、ノートで顔を隠す。

自然と立っている田中を見上げる形になったのだが、





これが世に言う、上目遣いだということには気付かず。首を傾げれば、

ますます彼の顔が赤くなる







「あ、……あ、あのっ、可愛いですねっ」



「へ?」



「あ゛……あ、…………じゃなくて、…………あのっ、今のは違くて、



あ、……あんまり皆さん、人前では寝顔みっ、…………見せないので」














と、噛み噛みで言われたのは、


机の上に突っぷしてる彼等の事だった