浩太くんの好きな人[浩太side]

いや、ちゃんとけじめをつけるべきだ。

ほんとみのりに甘えてばっか…

俺ダッサイな。

「ねぇ、みのり。
1回俺ら終わりにしよう」

そう言うとみのりは俺の腕から

抜け出そうとする。

まだ。話はこれから。

「みのり」

もう手を離したりしない気持ちで

みのりをさっきよりも強い力で

抱きしめた。

「俺、みのりのことが好きだ。
だから俺の彼女になって。」