「しにたい」

と言い始めたのは小学二年生の頃。

多分、何となくだった。
死ねとか言い合う時代だったから
何となく発した言葉が それ だった

「死んでいいよ?」

給食の時間、美味しそうにご飯を頬張りながら彼はそう言い放った

純粋無垢なわたしは
「あ、いいんだ」なんて思って、

何を思ったのか
家に帰ってからわたしは首を吊ろうとロープをひっかけてわくわくとその状況を楽しんでいた。

本当に、何故そのときそんなに楽しそうだったのかは分からないけれど。