―――――…
梢のアドバイス通り、
『悩みすぎるのはやめよう』
そう思ったのだけれど、本当は、
『この気持ちを相葉先生に言ってしまおうか、それともこのまま胸にしまっておこうか。』
と次の日も、そのまた次の日も、私はずっと迷っていた。
そして今日は先生に会えない休日。
今日を含めてこの4日間位、相葉先生と話していなかった。
わざと行かないようにしていたり、パソコン教室に行っても先生がいなかったり…
とにかくこの数日は、色んな理由で会えなかった。
会えない寂しさや告白の事だとか、悶々と悩み続けている気持ちを変える為に部屋の片付けをしていた時だった。
2年生になってすぐの頃、学校でもらったプリントが机の引き出しから出てきたので何気なく見てみると、
【新任の紹介】
という項目で始まる文章の中に、相葉先生の誕生日と住所、電話番号、趣味と一言メッセージが書いてある事に気が付いた。
見れば見るほど私が知らなかった事ばかり書かれていて、私は持っていたプリントに釘付けになった。
『今頃このプリントの存在に気付くなんて、私はなんてバカなんだろう!』
ズボラな自分に自己嫌悪しつつ、私はプリントに目を奪われたまま、ゆっくりとベッドの端に座った。
梢のアドバイス通り、
『悩みすぎるのはやめよう』
そう思ったのだけれど、本当は、
『この気持ちを相葉先生に言ってしまおうか、それともこのまま胸にしまっておこうか。』
と次の日も、そのまた次の日も、私はずっと迷っていた。
そして今日は先生に会えない休日。
今日を含めてこの4日間位、相葉先生と話していなかった。
わざと行かないようにしていたり、パソコン教室に行っても先生がいなかったり…
とにかくこの数日は、色んな理由で会えなかった。
会えない寂しさや告白の事だとか、悶々と悩み続けている気持ちを変える為に部屋の片付けをしていた時だった。
2年生になってすぐの頃、学校でもらったプリントが机の引き出しから出てきたので何気なく見てみると、
【新任の紹介】
という項目で始まる文章の中に、相葉先生の誕生日と住所、電話番号、趣味と一言メッセージが書いてある事に気が付いた。
見れば見るほど私が知らなかった事ばかり書かれていて、私は持っていたプリントに釘付けになった。
『今頃このプリントの存在に気付くなんて、私はなんてバカなんだろう!』
ズボラな自分に自己嫌悪しつつ、私はプリントに目を奪われたまま、ゆっくりとベッドの端に座った。

