「全く、仕事とかどうするのよ」

「んー探す?」

呆れた。世の中ねそう簡単に見つかるかっての。そう思いながらも車を走らせる私。

「そう言えばアンタ大学は?」

「あれ?姉ちゃん知らなかった?俺辞めた」

ケロッとした顔でお菓子をボリボリ食べる幸太。

「へーって、辞めた?馬鹿なの?ってかこぼすなよ汚いな」