近くて遠いキョリ

その夜、なかなか眠れなかったわたしは家の中庭に出て、ベンチに腰掛けていた




…星がきれい









ガラガラ







「…美希?」






「あ、悠!?ごめん、どくね!」



「いや、いいよ、ゆっくりしてけば?」



「ありがとう」



悠はわたしの隣に座った



「え!?」



「なんだよ、そんなに嫌かよ」



「ううん、ううん!そんなんじゃ!」





…はい、沈黙~(汗)




空を見上げてると



「星、好きなの?」



「うん!すごく綺麗だし」



「だな」


「うん!」



横を見ると、悠も空を見上げていた